※当記事は、YouTube雑談動画の「文字起こし版」になります。
※フルテロップで付けた字幕を、そのまんまコピペ掲載しました。
※加筆修正などの、ブログ記事ナイズはしてませんのであしからず。
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【虚実混合】アニメ『NHKにようこそ!』はなぜ面白いのか?僕なりの感想を語ってみました。

はい、まいど! よぴです!
今回はですね、、、
『NHKにようこそ』のアニメ
っていうのは、
なぜ面白いのかについて、
お話ししていこうと思います!
よろしくお願いします!!!
アニメ版を見てて、、、
僕が感じたことをですね、
今回、「言語化してみよう」
っていう意図があります。
『NHKにようこそ!』を見たこと
ある人や、
ひきこもり経験ある人とかは、
ぜひ見てもらえればな。
という風に思ってます。
よろしくお願いします。
このアニメって、すごいですね、
リアリティとファンタジーの
バランスがいいなと思ってるんですよね。
基本的には、、、
物語の設定とか、、、
構造的には、、、
ファンタジーチック
なんですけども、
そこにですね、、、
妙に生々しいリアリティが
混ざっている。
ここのですね、、、
配合具合っていうか、
割合具合っていうか、
なんかそこら辺がですね、、、
絶妙なバランスを保ってて、
だから見やすくて面白いんだろうなっていう風に感じてます。
例えばなんですけども、、、
お仕事アニメってあるじゃないですか?
『SHIROBAKO』であったりとか、
『花咲くいろは』だったりとか、
あとはその『サクラクエスト』とか。
僕そこら辺のお仕事アニメって結構好きなんですけども、
あれって結構生々しいリアルなものが出てきますよね。
組織でやっていくために、
我慢しなければならないこととか
人間関係を維持するために、
自分が折れなきゃならないとか
そこで衝突したりとか、、、
喧嘩になったりとか、、、
「仕事」って一筋縄じゃ
いかないよね。
っていう風なところを描いて
いるお仕事アニメですよね。
あそこら辺も、主人公がですね、
20歳そこそこ、ハタチそこそこの、
女の子の主人公だったりとか、
あとはその同僚も、、、
20代の若い女の子って感じで、
しかもそれはアニメチックに
デフォルメして描いてあるからこそ
まだ安心して見れるのであって、
あれをですね、、、
登場人物を全員
おっさんに
したりとか、
登場人物を全員
おばさんに
したりとかして、
やっちゃうと、、、
結構しんどいものがあるよなと思うん
ですよね。。。
だからあれはアニメキャラ
だから見れるっていうのがあって
仮にテレビドラマとかにしても、
冴えないおっさんとか、
冴えないおばさんみたいな人を、
起用しちゃうと、、、
全然見れなくなるんじゃない
かなと僕は思ってて笑笑笑
そういった意味で、、、
やっぱりリアリティに寄せすぎちゃダメなんですよね。
アニメっていうのは、、、
リアリティとファンタジーの、
配合具合が大事なんだな
っていうふうに、
僕はすごい思ってるんですよね。
で、今回の『NHKにようこそ!』もですね、
ここのバランスがいいなと
思ってますね。
もう少し深堀していきますね!
まずはリアリティを混ぜた、
ファンタジーってところで。
もうズバリ、美咲ちゃんですね。
まず美咲ちゃんに関しては、
作中でもですね、、、
これメタ的な発言、
なんですけども、
山崎くんがですね、、、
「エロゲーのヒロイン
っていうのは、
とにかく男に都合が良いように描かれているんですよ!」
っていう風に力説するじゃないですか。
きわめてメタ的な発言だな
と思ってて、
そうなんですよね。
美咲ちゃん自身も「都合のいいヒロイン」なんですね、結局。
天使みたいに現れて、
引きこもりの主人公の自分を
外に連れ出してくれる女の子
みたいな。
しかも可愛いじゃないですか。
これめちゃくちゃ
都合イイですよねって話で。
もうちょっと詳細に言うと、
なぜか主人公懐いてるって
部分ですね。
これ美咲ちゃんだけじゃない
ですけども、
ハーレムもののアニメとか、
青春モノとか恋愛モノ
全てに言えると思うですけど、
ヒロインって何故か主人公に
懐いてるじゃないですか。
好意的じゃないですか、元から。
さらにもうちょっと言うと、
傷つけても許してくれる
っていうのもあって、
佐藤くんはですね、、、
高校時代の先輩に振り回され
ちゃうんだけども、
その度にですね、、、
岬ちゃんをないがしろに
したりとか、
岬ちゃんとの約束を、
すっぽかしたりするんですよ。
で、岬ちゃんは、
傷つくんだけども、
だけど結局は許してくれる。
っていう風な構図があって、
ここら辺もすごい都合がいいなと思って見てましたよね。
で、あとはですね、、、
「萌え」とかって結局は、
幼く描くじゃないですか。
アニメの萌えキャラとかって、
けっこう精神年齢が低かったりとか、
ピュアだったりとか、
幼なかったりとかしますよね。
外見もそうだし、、、
精神性もそうだし
みたいな感じで。
そこに僕たち「萌え」って
感じますよね。
その「萌え」の感じ方って
いうのって、
それって、、、
結局、何なのかって、
紐解いていくと、
実は自分より劣った存在に対して、
庇護欲を持ったりとか、
それがかわいいと思ったりとか、
優越感を持ってるっていうふうなこと
なんですよ。
だから「萌え」って、
発生するんですよね。
岬ちゃんも、事実ですね、
佐藤くんよりも、、、
劣ってるんですよね、実際は……。
佐藤君はひきこもりで、
大学中退のひきこもりだと。
岬ちゃんはですね、、、
高校中退の不登校の、
引きこもりだと。
だから完全に、
佐藤君の下位互換
なんですよね。
しかも佐藤君は、最後の方ではフリーターとして、
自活してやっていけたように、
ひきこもりも、
脱出したんですけども、
岬ちゃんは相変わらず、
不登校であると。
大検を受けるっていう
風になったんだけども
結局、、、この構図も、、、
「自分より劣ったヒロイン」
なんですよね。
だからこのあたりはですね、
まあ、すごいですね、
「都合のいいヒロイン」
として、
ファンタジーチックに描いてるなっていう風に思いましたね。
(反対に)もっとリアリティを感じるのはですね、
印象的だったのは、
「先輩」ですよね。
けっこうリアルに描かれてるなと思ってて、
なんかすごい自分の都合で振り回してくるじゃないですか。
あと、本命がいるのにですね、
婚約者がいるのに、、、
佐藤君をキープして、、、
婚約者から冷たくされたりとか、
自分が落ち込んだりした時に、
「佐藤君、飲みに行こうよ!」
って誘ったりとか、
「オフ会に行こうよ!」
って誘ったりとか、
自分の都合で、、、
振り回してましたよね。
あのあたりの描き方が、
凄いリアルだなと思ってて、
だから先輩みたいなのを
出すことによって、
岬ちゃんと対比じゃないけど、
ファンタジーとリアリティの
競合みたいなのがあって、
その辺がすごい面白かったなと思いますね!
先輩って前半からずっと
メンヘラだったじゃないですか。
岬ちゃんは最初の方は、
メンヘラじゃなくて、
「佐藤君を救うんだ!」
みたいな、
天使的な感じで、
出てきたんだけども、
最後はド・メンヘラムーブ
かましちゃいますけども、
先輩とか、もうずっ~と、
メンヘラでムーブしてて笑
佐藤君が気にかけてみたいな。
振り回されてみたいな
構造になってて、
だからそこら辺がリアリティがすごいあったなと思います。
「女の本質」みたいなところが、
なんかすごい嫌~な感じで、
嫌らしい感じで描かれたなあ。
という風に僕は思いましたね。
で、あともう一つは、
ヒロインとか抜かして、
言うんだったら、
友情ものですよね。
青春モノでもあるんですよね。
山崎と一緒にエロゲ作ったりとか、
専門学校に潜入したりとかして、
結構楽しくやってる
じゃないですか。
楽しくやってたんだけども、
これって山崎「が」もたらした青春なんですよね。
佐藤君が自発的に動いたんじゃなくて、
山崎が「佐藤さんやりましょうよ!一緒にやりましょうよ!」
ってもう全部、、、
山崎主導でやってるんですよ。
さっきの岬ちゃんと一緒で、
ひきこもりの脱出プログラム
みたいなの組んでくれて、
公園で何時に授業します。
だから来てください。みたいな。
ずっと岬ちゃんが働きかけて、
やってた訳じゃないですか。
で、これ、友情に関しても
そうなんですよね。
だからこれも
ファンタジー
なんですよね。
こんなこと
実際ないよね
っていう話で笑
だからもう佐藤君っていうのはもう乗っかっただけで、
山崎がやってくれた
ってことですね。
お膳立ては、
山崎がして、
すごい楽な
感じですよね。
岬ちゃんがすごいご都合主義で、
多分言われてると、
思うんですけども、
僕はもう山崎も都合のいい
キャラクターだと思ってて
岬ちゃんと同様にというか、
それ以上に奇跡的な存在なのかな
っていう風に思ってました。
だからですね、、、
コミュニティって重要だな
と思ってて、
アニメの世界だと、偶然ですね、
ひきこもりの佐藤君を
救ってくれた
岬ちゃんとか山崎っていうのがいて、
その人たちがもう引っ張り出して
くれたんだけども、
現実問題そうはいかないよなっていう風に思ってて、
なんでかって、僕もひきこもり
経験してるんですよ。
っていうのは、、、
それこそ大学時代とかは、
3~4年生の時とかは、
ほとんど授業に出ずにですね、
昼から起きて、
そっから酒飲みまくって、
いい感じに酔っ払ってきて、
アニメ見て~みたいな。
スーパーに買い物に行って、
(半額の)刺身とか、
コロッケとか買ってきて、
また飲んでみたいな。
そういうなんか、、、
自堕落で退廃的で
終わってる生活を
ず~っと送ってたんですね。
たま~に学校に行ってみたいなことをやってたんで、
だから本当に作中の佐藤君と
同じような感じだったんですよね。
それでも、大学のゼミの、
同期や先輩後輩とは、
繋がりがあったので、
なんとかギリ卒業できました。
完全に孤独だったらそれこそ、
佐藤君のように中退してたはず。
だから結論、このコミュニティって重要だよね。
っていう風に、、、
すごい僕は言いたくて。
山崎はいいんですよ。
山崎は学校に所属してるから、
コミュニティがあって、
そこでやってるんで、
色々そこで苦労することも
あったんだけども、
でも結局、そこの飲み会に
行ったりとか、
コミケに人が来てくれたりする訳じゃないですか。
だからもう、本当に、、、
学校とか、仕事とか、
会社とか、職場とか、
それ以外にも趣味のサークル
とかもあるかと思うんですが
「コミュニティって重要だよな」っていう風に、
現状ひきこもりの僕はですね、
もう常々思ってるんですよね笑
アニメを見てて感じさせられた部分ではあります、と。
ということです。
一方でファンタジーを混ぜた
リアリティっていうのも、
あると思ってるんですよね。
逆に言うとリアリティがもとになってて、
そこにファンタジーが
まぶされてるっていう風な、
見方もできるなと思ってて、
これについてもちょっと
お話しますね。
まず、佐藤君のですね、
「デフォルメされた視線恐怖症」
っていうのがありまして、
いろいろ視線恐怖症だなと思う部分が出てくるじゃないですか
人がなんか笑ってるシーンとか、
悪意を持って自分を笑ってるっていう風に妄想するシーンとか
アニメ的な表現で描かれてるんだけども、
これ実際よくよく考えてみると、
視線恐怖症だよねっていうものなんですよね。
で、これ僕も分かるんですよ。
僕も視線恐怖症が軽くあるんでわかるんですけども、
普通にきついん
ですよね……。
人混みとか買い物とか行くっていうのがきつくて、
何でかって言うと、、、
人が自分のこと見てるとか、
バカにされてるんじゃないかとか、
笑われてるんじゃないかみたいなもので、
悪意を向けられてくるんじゃないかみたいな、
怖いんですよね。
人とか視線っていうのが怖くて、
だから電車とか人混みとか買い物とかすごい苦手なんですよね
でここはすごくリアルに描かれていたんで、
やっぱり作者は、、、
完全なる視線恐怖症で、
その経験をもとにして描いてるんだなってことが、
すごく如実に、、、
伝わってきましたよね。
なんだけども、、、
アニメ的な表現として、、、
踊る赤ちゃん人間を、
出したりとか、
(日本ひきこもり協会
などと面白おかしく強調して)
ちょっとライトに描いたりとかしてることによって、
リアリティが緩和されてるっていう部分があって、
それはですね、、、
リアリティにファンタジーを、
まぶしてるってことですね。
次なんですけども、、、
空腹が限界を超えれば、
部屋を出るっていうところで、
真理を突いてるなっていう風に感じた部分で、
委員長のお兄ちゃんも、
引きこもってたじゃないですか。
あれもですね、、、
食料も何もなくて、
死にそうになって、
たまらず外に出て、、、
蕎麦屋か何かに入っていって、
「何でもするから飯を食わしてくれ」って言って、
で、そこで皿洗いとかし始めて、
それがきっかけとなって、
ひきこもりを脱出できたと。
そこの店で雇ってもらえてるっていう風な、
描き方だったと思うんですけども、
佐藤君もですね、、、
実家からの仕送りが、
途絶えてしまって、
食うものがなくなったから、
もうしょうがなくですね、
外に出ていって、、、
で、日雇いのバイトに入って、
それで引きこもりを脱出して、
フリーターとしてやっていけてる
っていうふうな現状があったんで、
結局ここなんですよね。
もう腹が減っちゃってて、
もうにっちもさっちもいかなくなったら、
「背に腹は変えられない」
ってことなんですよね笑
これが面白いところでしたね。
だからここもリアリティが
あったかなと思いますけども、
結局ニートも引きこもりも、
実は恵まれてる。
ということなんですよね。
スラム街とかで、
生きてたら、
引きこもりもクソも、
ないじゃないですか。
取り敢えず仕事探したりとか
犯罪に巻き込まれたりとかして
食料を確保していくって
いうふうな出方になるんで、
いや、実はだから、、、
ニートともひきこもりも、
恵まれてるんだなあ。
っていう風に、
しみじみと思いましたね笑
夢が破れて地元に帰っていく
若者たちっていうことで、
これは山崎ですよね。
はい夢を諦めてあっさり実家に帰っちゃう山崎…。
これもリアルですね。
だから佐藤との夢のような、
青春の日々がですね、
そこで浮き上がるんですよね。
急にこう夢から冷めて、
実家に帰っちゃうっていう、
山崎の現実感、リアル感が、
ここまで、一緒に過ごした、
佐藤との夢のような青春の日々っていうのが、
こう強調されて、、、
浮かび上がってくるような
仕掛けになってて
これもなんか「切ないなあ…」
と思いましたね。
僕もですね、、、
やっぱり出戻り組だから、
分かるんですよね。
神奈川県生田の専修大学、、、
原作者と同じトコに行ってました。
で、そこでですね、、、
だから、計六年ぐらい、、、
東京とか神奈川にいて、
そっから実家(山形県三川町)に帰ってきた出戻り組だから
分かるんですけども、
やっぱり生々しいですよね…。
夢が破れるっていうのは…。
僕の場合、小説家とか、、、
クリエイターになればいいなと思ってたんだけども、
やっぱりできなくて、
なれなくて、、、
それどころか、
もうこの社会を生きていくっていうのが難しい。
ということに直面してですね、
社会不適合ってことが分かった
んですね。。。
いろいろ発達障害とかも
ありまして、
人格障害とかもありますし、
そういうことで、、、
今、ひきこもっちゃってるってわけなんですよ。
まあでも救いなのは、
山崎がですね、
まさに僕みたいな感じで、
実家に戻ったんだけど、
引きこもりになっちゃった
というオチが、
本当のリアルで生々しくて、
救いようのない話だと、
思うんですけど、
山崎の場合は、
実家が酪農家だったんで、
その家の仕事を継いでですね、
楽しくやれてると。
しかも結婚までしちゃった
みたいな話なんで。
ファンタジー的に明るく
描かれてたんで、
このバランスもよかったなと
思いますね。
で、最後ですね、、、
生田駅が懐かしすぎる
ってことで、
ロケ地が生田周辺なんですよね。
あそこの聖地が。
(原作者の滝本竜彦さんと同じく)
僕も専修大学の文学部出身で、
4年間そこにいたんで、
なんか既視感あるな、
と思ったんですよね。
佐藤君が住んでるアパートとか踏切とか、
なんだこれ見たことあるな
と思ったら、
調べてみたら、やっぱり、
生田だったんですね。
あそこって。。。
だからですね、凄い懐かしく
感じましたね。
今その実家にひきこもっているんですけども、
大学時代、過ごした4~6年間過ごしたですね、
生田駅周辺っていうのを、
聖地巡礼して、、、
ユーチューブに収めて撮って
みたいなっていうことですね。
作ってみたいなっていう、
野望とか夢とかも出てきたんで、
そういうふうになれればいいなって思ってますね(いずれは)。
ウェルカム・トゥ・ザ『無職イズム』!!!
(※概要欄も併せてご覧ください)
